米国サプリ市場で“エビデンス重視”が加速 マグネシウムが急成長

2025年の米国サプリメント市場では、消費者の選び方に大きな変化が起きています。
これまでの「なんとなく健康に良さそうだから選ぶ」というスタイルから、「科学的根拠(エビデンス)や品質を確認して選ぶ」行動へとシフトが進んでいます。
このトレンドを裏付けるのが、米国のヘルステック企業であるSuppCoのデータです。
マグネシウムが“異例の成長”
SuppCoの分析によると、2025年に最も成長したサプリメントはマグネシウムでした。
年初来で1,158%増という突出した伸びを記録し、約19万人が新たに摂取を開始しています。
さらに、全454成分の中で採用率は**第2位(41.65%)**に達しており、
- 睡眠の質改善
- ストレス対策
- 回復力の向上
- 集中力のサポート
といった、幅広い目的で選ばれている点が特徴です。
「何を飲むか」から「どう選ぶか」へ
現在の米国市場では、単に成分名を見るだけでなく、
- 吸収率の違い(例:グリシネートなどの形態)
- 臨床研究の有無
- 第三者による品質検証
といった要素を重視する傾向が強まっています。
つまり、「マグネシウムを摂る」だけでなく、「どのマグネシウムを選ぶか」まで判断される時代に入っています。
品質格差が“可視化”される市場へ
一方で、品質に問題のある製品は急速に淘汰されつつあります。
SuppCoがAmazon上の人気サプリ44製品を検証したところ、約半数が有効成分の検証に不合格となり、そのうち9製品は販売停止となりました。
また、29項目で品質を評価する「TrustScore」において、スコア8.0以上の製品のみを選ぶユーザーが25%超に達しています。
“安価で手軽”なだけのサプリは選ばれにくくなり、「透明性」と「信頼性」が競争力の中心になりつつあります。
ロンジェビティ視点・投資視点での注目ポイント
この変化は、サプリメント市場の構造そのものを変える可能性があります。
注目すべきポイントは以下の通りです。
- 消費者が“受け身”から“評価者”へと変化
- エビデンスと品質がブランド価値を左右
- データ・検査・トラッキングを組み合わせたヘルステックの台頭
今後は、「成分を売る企業」よりも「信頼性とデータを提供できる企業」が優位に立つと考えられます。
まとめ
2025年の米国サプリ市場では、「エビデンス重視」と「品質の可視化」が急速に進みました。
マグネシウムの急成長はその象徴であり、単なる流行ではなく、消費者行動の本質的な変化を示しています。
ロンジェビティの観点からも、今後は「何を摂るか」だけでなく、「どれだけ信頼できるか」が重要な判断基準となっていくでしょう。
参照元:https://longevity.technology/news/2025s-hottest-supplements-are-in-and-one-mineral-stole-the-show/

